多面性が合致。プロサッカー選手、槙野智章がロジェ・デュブイを語る

今回はブランドと極めて近しく、ロジェ・デュブイからFriends of brandに指名された立場から時計を語ってもらった。ブランドはロジェ・デュブイ、インタビューに答えるのはプロサッカー選手、槙野智章だ。

彼は2018年のロシアW杯を戦った、日本を代表するディフェンダー。そしてヘアジェルやシャンプーなどを扱うビューティブランド、HALTEN JAPAN LIMITEDのCEOを務めるビジネスパーソンでもある。さらには、とてもオシャレでファッションリーダー的な存在でもある。

Friends of brand就任は、その型にはまらず自分をもって進んでいるという多面性が、ロジェ・デュブイの方向性と合致したからである。ちなみにロジェ・デュブイがFriends of brandにサッカー選手を起用したのは、槙野が世界ではじめてだという。

「時計は好きなのでロジェ・デュブイは以前から知ってましたし、格好いいなと思っていました。最初はオールブラックの『エクスカリバー ウラカン』を着けてニュース番組に出たのですが、反響が凄くてビックリしました。時計のインパクトが強いので、それに負けないように体作りやファッションには気を使っていこうと心がけています。いまは他の選手と差別化を図るうえでも、ロジェ・デュブイ=槙野をスポーツ界、サッカー界に定着させたいな、と思っています」

先にも述べたように、多面性が槙野の特徴のひとつ。現役中に他分野のビジネスに進出する稀有な選手でもある。「もちろん、サッカーありきですが」と前置きをしたうえで、その理由を語ってくれた。

「指導者や解説者になることも、ひとつの成功ではあると思うんです。でも、ほかのビジネスで成功例を出した人は数えるほどしかいません。サッカーの世界で生きてきたので、みんなビジネスの知識がないということもその理由の一つだと思いますが、こういう人になりたい、というロールモデルを出しきれていないことは、サッカー界の悩みでもあると思うので、僕がそのモデルになれればと思っています」

目標は現役Jリーガーでいる間に上場することだという。

ヴィッセル神戸でも「ビジネスの部分でも評価してもらっている」とのことで、すでに年間シートを30席確保し、さまざまなかたちでファンを招待することが決まっている。ほかにもクラブ側と連携していろんな仕掛けを考えているのだそうだ。

「めちゃくちゃ面白いことができそうです」と表情を輝かせる槙野は、今後も目を離せない存在であり続けることだろう。


(左)ブレスレットモデルでも、ラバーストラップに交換すると、また印象も変わって楽しめる。(右)メイド・イン・ジュネーブの時計において、ムーブメントの精度、仕上げ、装飾などで、卓越した製品のみに与えられるジュネーブ・シールを取得し続けているロジェ・デュブイ。同じモデルでステンレスベルトのタイプも、ソリッドな力強い美しさを放っている。

槙野が着用している、ブランド初のオートマティック スケルトン ジャパンリミテッド。11時位置にマイクロローターが配されていることで、機械の滑らかな動きがはっきりと見える点が特徴だ。

そして、部品一つひとつの美しさがよくわかる。製造するすべてがジュネーブ・シールを取得するという、ロジェ・デュブイならではの高級な仕上げである。鮮やかなブルーのフランジは、日本限定の仕様となっている。

ROGER DUBUIS Excal lbur Automat ic Skeleton Japan Limited RDDBEX0959



ムーブメント | 自動巻き Cal.RD820SQ
ケース素材 | ステンレススティール ピクセルカモラバーストラップおよびバックル付き
ケース径 | 42mm
価格 | 759万円
問い合わせ | ロジェ・デュブイ 03-4461-8040


槙野智章 プロサッカー選手(ヴィッセル神戸)◎1987年生まれ。小学生からサッカーをはじめ、サンフレッチェ広島の下部組織で活躍。2006年にトップチームに昇格し、1FCケルン、浦和レッズでキャリアを重ねる。2022年シーズンよりヴィッセル神戸へ移籍。日本代表38試合出場4得点。

text by Ryoji Fukutome | photographs by Kazuya Aoki | illustration by Adam Cruft | edited by Tsuzumi Aoyama

この記事は 「Forbes JAPAN No.092 2022年月4号(2022/2/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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