テクノロジー

2022.04.07 06:00

Pixel 6好調のグーグル、北米3位のプレミアム端末メーカーに

Pixel 6 Pro(Craig Russell / Shutterstock.com)

グーグルが2021年に発売したPixel 6とPixel 6 Proは、同社が独自に開発したチップセットのTensorとカメラソフトの改良が高く評価された。その結果、グーグルはカウンターポイントが3月23日に発表した、「北米のプレミアムスマホの市場シェア」でトップ3のメーカーに浮上した。

世界のスマホ市場は前年比7%の成長を遂げているが、カウンターポイントによるとプレミアム端末の市場は27%の成長を遂げたという。ただし、同社が言う「プレミアム端末」とは、平均卸売価格が400ドル以上と定義されており、一般的な認識よりもかなり広い。

しかし、いずれにせよ、グーグルが北米市場で3位のメーカーに選ばれたことは大きな意味を持つ。同社は今や、限られたマニア向けのメーカーではなく、小売店の店頭でいつでもデモ機を試せるブランドになったのだ。

北米のプレミアム端末のメーカー別のシェアで1位はアップルで、2位はサムスンだった。それに続き、Pixel 6とPixel 6 Proで支持を伸ばしたグーグルが初めて3位を獲得した。

これにより、Pixelというブランドは多くの消費者の目にふれることになる。アンドロイド端末を求める人々が小売店に向かった場合、グーグルのPixelは有力候補の一つとして、店員から薦められることになる。

より多くの消費者の目にふれれば、より多くの売上を上げることが期待できる。pixel 6とpixel 6 Proは、小売業界の好循環のサイクルに乗り出したのだ。

グーグルは今年、Pixelプラットフォームに新たにPixel 6aを加える見通しだ。この端末がどのようなものになるかも非常に気になるところだ。

編集=上田裕資

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