世界のスマホ市場は前年比7%の成長を遂げているが、カウンターポイントによるとプレミアム端末の市場は27%の成長を遂げたという。ただし、同社が言う「プレミアム端末」とは、平均卸売価格が400ドル以上と定義されており、一般的な認識よりもかなり広い。
しかし、いずれにせよ、グーグルが北米市場で3位のメーカーに選ばれたことは大きな意味を持つ。同社は今や、限られたマニア向けのメーカーではなく、小売店の店頭でいつでもデモ機を試せるブランドになったのだ。
北米のプレミアム端末のメーカー別のシェアで1位はアップルで、2位はサムスンだった。それに続き、Pixel 6とPixel 6 Proで支持を伸ばしたグーグルが初めて3位を獲得した。
これにより、Pixelというブランドは多くの消費者の目にふれることになる。アンドロイド端末を求める人々が小売店に向かった場合、グーグルのPixelは有力候補の一つとして、店員から薦められることになる。
より多くの消費者の目にふれれば、より多くの売上を上げることが期待できる。pixel 6とpixel 6 Proは、小売業界の好循環のサイクルに乗り出したのだ。
グーグルは今年、Pixelプラットフォームに新たにPixel 6aを加える見通しだ。この端末がどのようなものになるかも非常に気になるところだ。