ネッツ移籍のシモンズ、出場は来季に持ち越しへ 腰のヘルニアで治療

ベン・シモンズ(Photo by Tayfun Coskun/Anadolu Agency via Getty Images)

米プロバスケットボール(NBA)ブルックリン・ネッツのスティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチは4日、2月にフィラデルフィア・セブンティシクサーズから移籍したポイントガードのベン・シモンズについて、レギュラーシーズンの残り試合と、東西カンファレンスの7〜10位のチームがプレーオフ出場をかけて戦うプレーイン・トーナメントを欠場することを明らかにした。シモンズは先日、椎間板ヘルニアで注射治療を受けていた。

シモンズは2021〜22シーズンのトレード期限当日である2月10日に、ジェームズ・ハーデンらとの大型トレードでネッツに電撃移籍した。今シーズンはセブンティシクサーズでもチーム側とのあつれきから出場を拒み、一試合もプレーしていなかった。

また、最近は椎間板ヘルニアで硬膜外ブロック注射を受け、復帰は3月中旬になると報じられていた。

スポーツニュースサイト「The Athletic」によると、ナッシュはシモンズの状態について、ネッツの練習では調子が上向いてきているものの、プレーできる水準にはまだ遠くおよばないと説明。また、まるまる1シーズン、実戦から遠ざかることになるため、試合に出る準備を整えるには、より負荷の高いワークアウトが必要になりそうだとの見方も示した。

レギュラーシーズンのネッツの試合は、6日のヒューストン・ロケッツ戦など4試合を残すのみとなっている。現在の成績は40勝38敗で東カンファレンス10位。プレーインへの進出は決めているものの、レギュラーシーズン最終週に8位まで浮上しなければ、敗者復活のない「シングルエリミネーション」での戦いを強いられる。

セブンティシクサーズは昨シーズン、レギュラーシーズン首位でプレーオフ進出を果たしたが、カンファレンス準決勝で敗退。シモンズは「戦犯」として多くの批判を浴びた。シモンズは8月の今シーズン開幕前から他チームへの移籍を要望していた。

編集=江戸伸禎

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