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2022.03.25 06:30

逆風の中で買うべき米国株はGM、シティが「130%上昇」を予測

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インフレや金利の上昇、ロシアのウクライナ侵攻などの懸念で株式市場が揺らぐ中、ウォール街の最大手の1社のアナリストは、投資家が「逆風のパーフェクトストーム」を切り抜けるためのトップ銘柄リストを発表した。
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シティの米国株式ストラテジストのスコット・クロナートは最近のメモで、投資家は厳しい環境に直面しているが、「トンネルの先に光が見えている」と述べ、金融、小売、消費財、テクノロジーなどのセクターで大幅な上昇の可能性がある銘柄を選定した。

シティが推薦する大型株は、伝統的自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)だ。多くのアナリストが同社のEV(電気自動車)への進出に期待を寄せているが、GMの株価は、年初からの市場の低迷の中で28%近く下落し、40ドル台で推移している。

しかし、シティはGMの目標株価を100ドルとし、現在の株価から130%近く上昇する可能性があると述べている。
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シティはまた、ワン・メイン・ホールディングス(OMF)のような金融サービス株も買いの候補に挙げており、100%以上上昇する可能性があると見ている。また、投資銀行のレイモンド・ジェームズと、ブローカーディーラーのLPLファイナンシャルはそれぞれ30%と50%以上の上昇が期待できるという。

その他、シティが少なくとも30%の上昇を期待する銘柄には、太陽光発電のエンフェーズ・エナジーやディズニー、プラスチックメーカーのベリーグローバル、旅行会社のトリップアドバイザー、自動車部品メーカーのアドバンスト・オートパーツなどが挙げられた。

現在の市場には逆風が吹いているが、シティは今年後半にはこれらのプレッシャーの一部が緩和されると予想し、最近の商品価格の高騰はいずれ収束に向かい、インフレ圧力の軽減に一役買うと述べている。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が2022年に7回の利上げを見込んでいることから、来年にかけてのGDP成長率は「減速しつつも持続可能なものになる」という。

インフレ率の急上昇と地政学的な不安から、専門家は、高インフレと経済成長の鈍化というスタグフレーションの脅威が迫っていると警告している。

ジェフリーズのアナリストは最近のノートで、スタグフレーションに対抗するために、配当利回りが高く、キャッシュフローの強い企業を買うべきだと述べ、ファイザーやメドトロニックなどのヘルスケア企業や、プロクター&ギャンブル、ベストバイ、ハスブロ、ホームデポなどの消費財銘柄を推奨している。

編集=上田裕資

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