忙しい医師達が、本当に正しい医学情報を世に伝えるべく立ち上がった
ラテン語で「光」を表すLumen、「医療」を表すMedicamentum、「媒体」を表すMediumからネーミングされた「Lumedia」(ルメディア)は、正しい医学の知識が掲載されたWEBメディア。世界最高峰の医学雑誌「Lancet」に「卵巣がんの化学治療」に関する論文を掲載し、世界の医学界に多大な影響を与えた、日本医科大学武蔵小杉腫瘍内科教授の勝俣範之を顧問に、現役医師と医学生によって構成されている。現在、勝俣を筆頭に、ライター医師が9人、アシスタント医学生が12人参画しており、今後もさらに増える予定だという。
日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授 勝俣範之
診察、オペ、研究、論文発表等、とてつもなく忙しい医師達が、このメディアを立ち上げた背景には、情報発信に関して閉ざされた医療現場という現実があった。「世の中には、破壊力を持つ怪しげな医療情報が散乱していますが、本当に正しい医療情報は、それを必要とする患者やご家族に伝わらない事が多い。海外では公的機関が発信しているが、日本にはないのが現状です」と、常々、勝俣は、歯がゆい思いを抱いてきた。
そんな勝俣とLumedia(ルメディア)編集長を務める皮膚科専門医「やさひふ」(サイト内の名前)が出合い、科学的根拠のあるWEBサイトの立ち上げにタッグを組んだ。
「やさひふ」は、「私自身、個人でツイッターで情報発信をしているのですが、Lumedia(ルメディア)のメンバーを選抜するにあたって、日本の医療を良くしたいという考え方が一致した医師達に参画してもらっています。卵巣がんにおいて、世界的権威を持つ勝俣先生や、私も含め、記事を執筆するライター医師達は皆インフルエンサーという点も、このメディアの特徴です」という。
勝俣以外は、実名でなくサイト名を名乗り、イラストで顔写真を公開している。その理由について、掲載された記事等を通して、万が一ネットバッシングが起こった場合を想定して、医師達のメンタル面を守る為に未公開に踏み切った経緯がある。
やさひふ(やさしい皮膚科医)編集長/皮膚科医