ビジネス

2022.03.24 07:00

海外でスマホ好調のシャオミ、2024年までにEV量産化へ

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中国のシャオミは、米国のスマホの人気ブランドの上位には入っていないが、世界の出荷台数ランキングでは3位で、米国以外の地域で拡大を続けている。

シャオミが3月22日に発表した2021年第4四半期の決算は、売上高が前年同期比21.4%増の855億8000万元(約134億ドル)、純利益は39.6%増の44億7000万元と、売上高と純利益がアナリスト予想を上回った。海外市場の売上高は23.4%増の416億元で、事業全体の48.7%を占めている。

2021年通年では、シャオミの海外市場からの売上高は33.7%増の1636億元だった。調査企業カナリスによると、2021年の世界のスマホ出荷台数に占めるシャオミのシェアは、14カ国・地域で1位で、欧州では2位、さらに世界62カ国・地域でトップ5に入っていた。

シャオミはまた、2024年までにEV(電気自動車)市場に参入するという以前の計画を再確認し、市場での競争力を高めるために、約1000人の研究開発スタッフがプロジェクトに関わっていると述べた。

「2021年3月に発表した、当社のスマートEVへの参入計画は、予定より早く進んでいる。今後も自動運転やスマートキャビンなどのコア分野で研究開発を拡大させ、2024年前半に正式に量産を開始できる見通しだ」とシャオミは述べた。

編集=上田裕資

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