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2022.03.14 08:30

インドの海産物のB2BプラットフォームCaptain Freshが評価額5億ドルに

Getty Images

インドの海産物のマーケットプレイスの「キャプテン・フレッシュ(Captain Fresh)」は3月7日、評価額5億ドルで5000万ドル(約58億円)を調達したことをアナウンスした。

ベンガルール(バンガロール)に拠点を置く同社は、AI(人工知能)を活用して現地の漁師や養殖場と小売業者を結ぶB2Bプラットフォームとして知られている。キャプテン・フレッシュは昨年12月のシリーズBで4000万ドルを調達しており、わずか3カ月で評価額を2倍に伸ばしている。

今回のラウンドは、既存出資元のオランダのハイテク企業プロサスの投資部門のプロサスベンチャーズとタイガー・グローバルが主導した。プロサスは、中国のテンセントの筆頭株主として知られている。

プロサス・ベンチャーズとタイガー・グローバルは、12月に行われたシリーズBも主導していた。

キャプテン・フレッシュは、AIを活用したリアルタイムコマースで、水産業界の需要と供給のギャップを埋めて、無駄のないサプライチェーンを実現しており、昨年のフォーブスの「アジアの注目企業100社(Forbes Asia 100 to Watch)」に選出されていた。

創業3年の同社は、今回の調達資金でプラットフォームを拡大させ、海外進出を計画している。

キャプテン・フレッシュの創業者でCEOのUtham Gowdaは、声明で「独自の流通とフルフィルメントエンジンを活用して、アフリカや中東、インド以外のアジアの地域に進出していく」と述べた。

Gowdaは、同社を設立する以前は、インド最大の水産物輸出企業の1社であるNekkanti Sea Foodsに勤務していた。

編集=上田裕資

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