ビジネス

2022.03.11

インドのフィンテックCredAvenueが160億円調達、FB共同創業者らが出資

クレド・アベニューが拠点を置くインドのチェンナイ(Jayakumar / Shutterstock.com)

インドのチェンナイに拠点を置くフィンテックのスタートアップ「クレド・アベニュー(CredAvenue)」は3月6日、シリーズBラウンドで1億3700万ドル(約159億円)を調達したことを発表した。創業2年の同社の評価額は13億ドルとされ、ユニコーンの仲間入りを果たした。

今回のラウンドは、フェイスブックの共同創業者のエドゥアルド・サベリンが設立したB CapitalとサンフランシスコのDragoneer、ニューヨークのInsight Partnersらが主導した。

クレド・アベニューは、オンライン・プラットフォームとマッチング・アルゴリズムを通じて、企業に最適な借入先を紹介している。同社のプラットフォームにはインドのICICI銀行やUnion Bank of India、Federal Bankなどの500以上の金融機関が参加しており、1日あたりのトランザクションは10万件以上に達している。

クレド・アベニューの創業者でCEOのGaurav Kumarは、金融分野の連続起業家として知られ、同社を設立する前に貸付プラットフォームのVivriti CapitalとNorthern Arc Capitalを立ち上げていた。

クレド・アベニューは昨年9月、セコイア・キャピタル・インディアが主導したシリーズAで9000万ドルを調達していた。このラウンドには、Lightspeedやチェンナイに拠点を置くTVS Capital Funds、ロンドンの非公開株式プラットフォームLightrockらも参加していた。

編集=上田裕資

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