UNHCRは2020年、約4800万人の国内避難民の他、世界で約8240万人の強制避難民がいたと発表している。これは2010年の倍で最高記録だ。
それとは対照的に、新型コロナウイルス感染症が流行した2020年の第三国定住数は最低記録に達した。第三国定住は、2019年には10万人を超えていたものの、2020年に新たな定住国を見つけた庇護希望者は3万5000人をわずかに下回っていた。
UNHCRのデータによると、世界の国際避難民の数は2013年が約1790万人、2020年が約3440万人だった。
2020年の国際避難民の出身国別の人数は次の通り。(難民や庇護希望者、海外にいるベネズエラ人を含む)
シリア 約680万人
パレスチナ 約570万人
ベネズエラ 約480万人
スーダン・南スーダン 約300万人
アフガニスタン 約280万人
ミャンマー 約110万人
その他 約1020万人