蝶のサナギのようなコイツの正体は、寝返りもうてる安定感抜群のハンモックだ。
昼寝などの寛ぎタイムだけでなく、就寝用にハンモックを愛用するキャンプ通も多い。地面に触れないので、地質や傾斜を気にする必要がないからだ。
しかし、あらゆるものに長所と短所はあるもので、ハンモックは床面が沈むので寝にくい……といった課題もある。
フライシートを外せばメッシュ仕様にもなり、夏でも快適。「焚火ハンモック」3万7400円(2月中旬発売予定)/テンマクデザイン(カンセキ WILD-1事業部 028-651-0570)
それを解決したのが、ここに紹介するテンマクデザインの「焚火ハンモック」だ。
「焚火ハンモック」との商品名の通り、TC素材(ポリエステルとコットンの混紡)を使用し、焚火の火の粉に耐性がある。……のだが、これはオマケ程度の機能。
セット内容は本体、フライシート、メインポール・サブポール各2本、収納ケース(ロープは別売り)。「焚火ハンモック」3万7400円(2月中旬発売予定)/テンマクデザイン(カンセキ WILD-1事業部 028-651-0570)
今作は、ハンモックには珍しいフレームを設けることで、寝心地の良さを極めたのがポイントだ。
U字とV字のダブルフレームで本体生地に張り感を生み出していく。
しかも、立体裁断による生地はほとんど伸縮性がなく、体が沈みにくい。これが、寝返りがうてるほど安定した底面のヒミツだ。
また、本体の床面にはマットがセットできる構造になっているので、クッション性はもちろん、防寒性もアップできる。
デッドスペースとなる両端は荷物置き場として活用可能。
フルクローズにしてもファスナー開閉で簡単に出入りできる。
冬は寝袋を持ち込んでフルクローズに、夏はメッシュ仕様にして、虫を除けつつ夜風を感じて夢心地。
ということはコレ、イメージとしては“宙に浮いたテント”ってことじゃないか? 地面から受ける冷気や湿度から逃げられるのは、かなりありがたい。
キャンプで寝床の選択肢を広げてくれるハンモック2.0。ソロキャンプを楽しむ人には最強の存在になるかもしれないぞ。
「焚火ハンモック」3万7400円(2月中旬発売予定)/テンマクデザイン(カンセキ WILD-1事業部 028-651-0570)
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カンセキ WILD-1事業部
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(この記事はOCEANSより転載しています)