ビジネス

2022.02.17

「日本の菓子」扱うBokksu、シリーズAで25億円の資金調達

シリーズAで25億円の資金調達を果たした「Bokksu」HP

ニューヨークと東京を拠点にオンライン・グローサリー事業に進出するBokksu(本社:米国ニューヨーク、代表取締役:Danny Taing)は、2022年1月、シリーズAラウンドにて、総額2200万米ドル(日本円にして25億円相当)の資金調達を実施。同ラウンドは、Valor Siren Venturesが主導し、Company Ventures、St. Cousair、World Innovation Lab(WiL)、Headline Asia、Gaingelsが参加した。


代表取締役:Danny Taing

Bokksuは、2015年に「日本の伝統的なお菓子のおいしさや技術を世界に伝えること」をミッションに創業。日本のお菓子のサブスクリプションサービスを展開し、これまで世界100カ国に日本のお菓子を届けてきた。2017年には、これまで海外で手に入れることが難しかった日本のライフスタイル商品を取りそろえたオンライン・マーケットプレイス「Bokksu Market」を開始。2018年には日本法人Bokksu K.K.(ボックス株式会社)を設立した。さらに、2021年にはアジアの食品をオンラインで販売するオンライン・グローサリー事業にも進出し、業績拡大を実現してきた。

Bokksuは今回の資金調達により、取り扱い商品の拡充、スムーズなデリバリーシステムの構築、より独創的で魅力的な顧客体験の確立を目指す。

同ラウンドを主導したValor Siren VenturesのJon Shulkin氏は「Bokksuのチームは、創業から短期間で、本物のブランドを米国で築き上げました。Bokksuは、オンライン・グローサリー事業を通じ、最高のアジアの食料品プラットフォームを構築する可能性を持っていると信じています」と期待感をにじませる。



日本のお菓子やライフスタイル商品、アジアの食料品等を世界に発信していくBokksuの動向は、日本をはじめアジア諸国で事業を展開する各種メーカーの注目も高まっている。Bokksuが提供するプラットフォームを通じて商品の認知拡大が進み、日本とアジアの文化が非アジア圏にさらに浸透していくことに期待したい。

文=アステル 編集=石井節子

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