レディ・ガガが脱落、大波乱の「アカデミー賞候補」注目ポイント

Matt Petit - Handout/A.M.P.A.S. via Getty Images

2月8日、第94回アカデミー賞の候補作品が発表された。ネットフリックスの西部劇映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」や「DUNE/デューン 砂の惑星」といった作品が予想通りノミネートされた一方で、「ハウス・オブ・グッチ」のレディ・ガガが主演女優賞のノミネートを逃し、ディズニー映画の「クルエラ」のような意外な作品がノミネートされたことが話題となっている。

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「ハウス・オブ・グッチ」でパトリツィア・レジャーニ役を演じたレディー・ガガは、既にゴールデングローブ賞、批評家協会賞、映画俳優組合賞にノミネートされ、有力候補と考えられていたがアカデミー賞を逃した。「ハウス・オブ・グッチ」は、メイクアップ&ヘアスタイリング賞のみにノミネートされた。

ビリー・アイリッシュは、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の楽曲で初めてオスカーにノミネートされ、ビヨンセも「ドリームプラン(原題:King Richard)」の楽曲「Be Alive」で初ノミネートされた。

リン=マニュエル・ミランダは、「ミラベルと魔法だらけの家(Encanto)」の「Dos Oruguitas」でノミネートされ、これまでエミー賞、グラミー賞、トニー賞を受賞してきた彼は、ついにEGOT(これらの4つの賞を全て獲得した人物に与えられる称号)を手にするかもしれない。

クリスティン・スチュワートが演じた「スペンサー」のダイアナ妃役は、映画俳優組合賞を逃したが、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされ、彼女にとって初のオスカーへのノミネートとなった。

エマ・ストーン主演で「101匹わんちゃん」の悪役の裏話を描いたディズニー映画「クルエラ(Cruella)」は、衣装デザインとヘアメイクの2部門でアカデミー賞にノミネートされた。

「ドライブ・マイ・カー」は作品賞と国際長編映画賞にノミネートされ、2020年の「パラサイト」に続いて両方の賞を受賞する可能性がある。

大ヒットした「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は、サプライズで作品賞にノミネートされると噂されていたが、選ばれず、視覚効果賞のみにノミネートされた。

最多のノミネートを獲得したのは「パワー・オブ・ザ・ドッグ」で、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞などの12部門でノミネートされた。「DUNE/デューン 砂の惑星」は、これに続く10ノミネートを獲得した。

アカデミー賞は3月27日にABCで放送予定で、3年ぶりに司会者を起用するが、誰が司会を務めるのかはまだ発表されていない。

編集=上田裕資

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