メタバースが進化して生まれるものは、3Dフォーマットでコミュニケーションをとりあうための新しいデジタル手法の域に留まるものなのか? より高度なゲーム手法になるのか? 一時的な流行なのか、それとも未来のトレンドなのか? そして、いったいどんな消費者のニーズや問題を解決すれば、最初期の興奮を過ぎても存在し続けられるのか?
メタバースは、その関連企業が株を売り、「次の賭けの対象」に常に飢えているベンチャーキャピタル界隈から数十億ドルを調達するための一手段にすぎないのだろうか? ナイキのバーチャルスニーカーは、本当に筆者に必要なものなのか? ギャップは、自社のNFTを実物のフーディーとセットで売っている。そのこと自体が、未来を物語っているのかもしれない。
そうしたもろもろを考えると、不思議に思わずにはいられない。ウォルマートの買い物客は、そもそも仮想世界で何を買いたいのだろうか?