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2022.02.01 12:30

【1月第4週資金調達まとめ】店舗解析O2Oサービスのアドインテが約28億円調達


enechain


調達額:16億円
調達先:Doll Capital Management / Minerva Growth Partners
備考:シリーズAラウンド / 取引銀行からの融資を含む

日本最大のエネルギーマーケットプレイス「eSquare」を運営するスタートアップ。

「eSquare」は、エネルギー商品を売り買いできるオンラインのトレーディング/データプラットフォームだ。エネルギーの取引自由化により年間流通額25兆円というマーケットが開放された一方で、電力取引を行うマーケットが存在せず、生産者や小売企業を探したり毎回個別に交渉したりするという膨大なコストがかかっていた。

同サービスは、100社を超える生産者や小売企業からの注文をリアルタイムに見える化し、ユーザーは、同オンラインプラットフォームを通じて、自分たちが納得する条件でクイックに売り買いすることが可能である。

2022年1月、シリーズAラウンドにてリード投資家のDCM Venturesと、Minerva Growth Partnersを引受先とする第三者割当増資を実施して、16億円を調達。取引銀行からの融資も合わせると総額で約20億円の資金調達となった。

調達資金をもとに今後3年間で、運営するエネルギー取引のオンラインマーケットプレイスの流動性を10倍以上に増やし、あらゆるユーザーが電力やLNGといったエネルギー商品をワンクリックで売買できる世界の実現を目指していく。

ファイメクス


調達額:11億7500万円
調達先:ANRI / ニッセイ・キャピタル / 京都大学イノベーションキャピタル / 東京大学協創プラットフォーム開発
備考:シリーズBラウンド

近年世界的に注目されている標的タンパク質分解誘導剤の新規医薬品の開発を行う創薬スタートアップ。

同社は、最適な薬剤の設計が難しく、地道な設計・検証作業が必要とされているタンパク質分解誘導による新規医薬品の開発において最適な化合物を迅速に探索可能なプラットフォームRaPPIDSTM(Rapid Protein Proteolysis Inducer Discovery System)を完成させ、タンパク質分解誘導剤のシステマチックかつ効率的な開発を可能としている。

2020年5月末には東京大学協創プラットフォーム開発、ANRI、京都大学イノベーションキャピタルより総額5億5000万円の資金調達を実施。

この調達を通し、独自に開発を進めている IRAK-M タンパク質分解誘導剤の非臨床安全性試験に加え、Undruggable Target を標的とする複数のタンパク分解誘導剤のプログラムを進めるとともにプラットフォーム技術 RaPPIDSTM のさらなる改良・開発を進めていく予定だ。

TWO


調達額:5億円
調達先:カゴメ
備考:シリーズAラウンド

プラントベースドフードブランド「2foods」や、入浴剤ブランド「BARTH」などを展開するスタートアップ。

「2foods」は、味覚を刺激する“美味しさ”と、食べることでカラダを整える“健やかさ”を兼ね備えたヘルシージャンクフードブランドだ。植物由来原料のみを使用し、本格的な食事やデザート、ドリンクなど約50種類のメニューを展開している。

また「BARTH」は、中性重炭酸泉の研究から誕生した中性重炭酸入浴剤ブランド。健康維持など多くの効能を持つ希少な泉質である中性重炭酸泉を研究し、家庭でその効能を体験できる入浴剤となっている。

2022年1月には、シリーズAラウンドでカゴメから5億円の資金調達を実施。今回調達した資金は同社で手掛けているプラントベースフードブランド「2foods」事業の展開加速のために充当する予定だ。

文=STARTUP DB

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