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2021.12.10 07:30

ビル・ゲイツ、人生で「最も困難な一年」を振り返る


ゲイツは、公的機関に対する人々の信頼度の低下が危険なレベルにまで達していると懸念している。そして、こうした傾向がみられるようになった一因には、ソーシャルメディア・プラットフォームに関する規制の欠如と、誤情報の拡散があると考えている。

「大きなことを成し遂げる各国政府の能力」について、これまでにないほど心配しているというゲイツだが、それは、政府には「気候災害の回避や次のパンデミックの予防といった課題に対して、行動を起こす必要性があるためだ」と語る。

現在ゲイツはパンデミックに対する備えについて執筆しており、これは自身にとって、「2022年に取り組む最大、かつ最も重要な問題」だと述べている。

テクノロジーの進歩には楽観的


一方、ゲイツはテクノロジーの進化については、楽観的な見方や高揚感を示している。パンデミックによってもたらされたこの進化が、ヘルスケアや教育、オフィスワークに革命的変化をもたらす可能性があると考えているという。

例えば、仕事に関する会議は向こう2~3年内に大半が、3Dアバターを使用して、メタバース上で行われることになると予想している。

そのほかゲイツは、「信じられないことように思えるでしょうが、デジタル化が私たちの生活をどのように変えるのか、私たちはそれを見始めたばかりです」とつづっている。

テクノロジーには、人々により高い柔軟性とより多くの選択肢を提供することができる、大きな可能性があるという。

編集=木内涼子

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