経済・社会

2021.11.14 17:00

ダークウェブの麻薬密売で1300万ドルを荒稼ぎした元軍人の放蕩生活

simon jhuan / Shutterstock.com

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米司法省によると、25年の軍歴を持つ退役軍人が、ダークウェブ上で麻薬取引を行った容疑で逮捕された。薬物の代金として累計1億4000万ドル相当のビットコインを受け取った彼は、約1300万ドル(約14億8000万円)の財産を蓄え、贅沢三昧の暮らしを送っていたとされている。
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現在44歳の退役軍人のジェームズ・バーロウは、Tripwithscienceというブランド名で、ダークウェブで薬物を売りさばき、不動産や高級車、ジェットスキー、暗号通貨などを含む総額1200万ドルから1500万ドルの財産を築いていたという。

司法省によると、バーロウは35歳の弟を含む共犯者たちと麻薬の密売組織を運営し、米国内で栽培したマジックマッシュルームをテネシー州や英国に送り、世界に配送していたという。

彼らは、液体状のマジックマッシュルームを、今は運営を停止したシルクロード2.0やEmpire、さらにはMonopolyやTelevendなどのプラットフォームで、1個20ドルで販売していたとされる。警察は今年1月に、バーロウのグーグルアカウントを特定し、捜査を進めていた。
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資料によると、彼らは2015年に704件のダークネット上の取引を行い、代金として現在の価値で約9000万ドル相当のビットコインを得ていたとされる。検察は、彼らが2014年から2020年にかけて、総額1億4000万ドルを稼いだと述べている。捜査令状によると、バーロウは、米軍で一等軍曹として働き、月に約4000ドルの収入を得ていたとされる。

司法省によると、バーロウはプライベートジェット機での旅や、世界旅行、高級車の購入、複数の不動産の所有といったライフスタイルを送り、3月に150万ドル相当の不動産を購入していた。また、自身で2台のテスラを所有しており、友人のためにも2台を購入していたという。

フォーブスが裁判資料に記載されている彼の所有地をグーグルマップで検索すると、敷地内に2台のテスラと1台のメルセデス、2台のジェットスキーが置かれた邸宅が表示された。バーロウとその弟は4月に逮捕されたが、裁判はまだ始まっていない。彼らの弁護士はコメントを控えている。

事情に詳しい関係者によると、バーロウは1994年から2019年まで米陸軍に所属し、州兵と派遣兵の両方を務め、2019年に退役していた。
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編集=上田裕資

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