経済・社会

2021.11.14 17:00

ダークウェブの麻薬密売で1300万ドルを荒稼ぎした元軍人の放蕩生活

simon jhuan / Shutterstock.com


「合法的な起業家」を目指した過去も


フォーブスは、ウェブ上に残された記録から、彼の個人的な歴史を探り、バーロウがかつて、合法的な起業家を目指していたことを突き止めた。2006年に彼はSmartTorso.comというサイトを立ち上げ、「スマートな人のための面白いTシャツ」を販売していたが、2015年の同社の終了を告げる投稿で、収支がギリギリで、事業の継続が難しいと述べていた。それは、彼がダークウェブで事業を始めてから2年目のことだった。
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ジェームズ・バーロウは自身のFacebookアカウントにクルーズ船で撮影したと思われる画像を投稿していた

また、彼のウェブサイトには、フェイスブックへのリンクがあり、プロフィール写真には制服姿の彼が写っていた。さらに、トップページの背景画像には、豪華客船の階段で、白いスーツに身を包んで立つバーロウの写真が掲載されており、蝶ネクタイとポケットチーフを身に着けた彼の周囲を、肌もあらわな女性たちが囲んでいた。

世界の法執行機関は、ダークウェブ上の犯罪行為の取り締まりを続けており、ユーロポールは10月に違法商品の売買に関与した容疑者150人を逮捕したと発表した。この捜査では、3000万ドル以上の現金と暗号通貨に加え、234キロの麻薬と45丁の銃器が押収されていた。

編集=上田裕資

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