Yik Yakでは、ユーザーがローカルな掲示板に匿名のメッセージを投稿し、半径5マイル以内にいる他のユーザーがコメントをしたり、投稿に評価をつけることが可能となっている。
新バージョンのYik Yakは、前バージョンで問題となっていたいじめやヘイトスピーチに対抗するための施策が施されている。運営元は、評価がマイナス5以下になった投稿を自動的に削除するシステムを導入し、規約違反が疑われる投稿を通報するよう呼びかけている。
ICYMI: After a 4 year hiatus, Yik Yak is available in the App Store again!
Anonymity, location-based, the hot feed & more -- everything you used to love about Yik Yak
Now available on iPhone in the US -- more countries and devices coming soon!
https://t.co/2B2NCKamdV pic.twitter.com/HUAKh4elcA — Yik Yak (@YikYakApp) August 16, 2021
Yik Yakは、閉鎖直前の2017年に決済企業のスクエアに推定100万ドルで買収されたが、今回このアプリを復活させたYik Yak, Inc.と名乗る企業は、3月にスクエアからその権利を購入した模様だ。しかし、新たなオーナーがどのような人々なのか、いくらで購入したのかは明らかになってない。2014年の人気絶頂期にYik Yakは4億ドル(約437億円)の評価を受けていた。
Yik Yakの新しいガイドラインで、ユーザーは他のユーザーが誰であるかを特定したり、「個人攻撃」を行うことが禁止されている。さらに、いじめや虐待、ストーカー行為につながる投稿や、選挙への参加を妨げたり、フェイクニュースを広める行為も禁止となっている。
サウスカロライナ州のリベラルアーツの私立大学、ファーマン大学の学生たちが2013年に立ち上げたYik Yakは、キャンパスで支持を集め、全米で最もダウンロードされたアプリのトップ10にランクインした。しかし、アプリの匿名性を利用した、いじめやヘイトスピーチなどが問題となり、少なくとも3人が銃撃を予告して、逮捕されていた。