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2010年代の前半に米国の大学生の間で人気を博した匿名のSNSアプリ「Yik Yak」は、2017年に閉鎖されたが、それから4年が経過した今、iOS版が米国のアップストアで再リリースされた。

Yik Yakでは、ユーザーがローカルな掲示板に匿名のメッセージを投稿し、半径5マイル以内にいる他のユーザーがコメントをしたり、投稿に評価をつけることが可能となっている。

新バージョンのYik Yakは、前バージョンで問題となっていたいじめやヘイトスピーチに対抗するための施策が施されている。運営元は、評価がマイナス5以下になった投稿を自動的に削除するシステムを導入し、規約違反が疑われる投稿を通報するよう呼びかけている。

Yik Yakが復活したというニュースは、8月16日にツイッターでトレンド入りし、アプリの全盛期に大学生だったミレニアル世代の多くが、その報せを歓迎したり、非難したりしている。

Yik Yakは、閉鎖直前の2017年に決済企業のスクエアに推定100万ドルで買収されたが、今回このアプリを復活させたYik Yak, Inc.と名乗る企業は、3月にスクエアからその権利を購入した模様だ。しかし、新たなオーナーがどのような人々なのか、いくらで購入したのかは明らかになってない。2014年の人気絶頂期にYik Yakは4億ドル(約437億円)の評価を受けていた。

Yik Yakの新しいガイドラインで、ユーザーは他のユーザーが誰であるかを特定したり、「個人攻撃」を行うことが禁止されている。さらに、いじめや虐待、ストーカー行為につながる投稿や、選挙への参加を妨げたり、フェイクニュースを広める行為も禁止となっている。

サウスカロライナ州のリベラルアーツの私立大学、ファーマン大学の学生たちが2013年に立ち上げたYik Yakは、キャンパスで支持を集め、全米で最もダウンロードされたアプリのトップ10にランクインした。しかし、アプリの匿名性を利用した、いじめやヘイトスピーチなどが問題となり、少なくとも3人が銃撃を予告して、逮捕されていた。

編集=上田裕資

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