こうした著名女性たちの物語から、私たちは何を学べるだろう? 女性は、彼女たちが持つ自由や寛大さに刺激を受けるかもしれない。シアトル在住のメリンダは、マッケンジーのすぐ近所に住んでいる。2人が離婚を決意し、寄付活動に注力し、「進化」するにあたり、互いからインスピレーションを得ることはあっただろうか? 他の女性らは2人の行動から、夫からの解放のために自らの未来と財産を賭ける勇気をもらうことは間違いないだろう。
結婚で「コンシャス・カップリング(意識的な相手選び)」を目指す人には、次の3つのアドバイスをしたい。
1. 自分と年齢が近い人を選ぶこと。年齢差は借金の利息と同様、最初は小さくとも、後からどんどん増えていく。また、相手とは長期的な計画についても議論しておくこと。
2. 仕事での平等な報酬を求め努力するのと同じく、家庭での相互サポートを得られるよう努力しよう。自分をサポートしてくれる人が見つからなければ、独身でいること。
3. 女性のエンパワーメントは職場で始まり、それが家庭にも波及することが多い。一方で男性は、男女間のバランスを家庭で学び、それが仕事に持ち込まれる。
家庭と職場の男女間のバランスはコインの裏表と同じで、どちらか欠けることはほぼ不可能であり、少なくとも長期的には続けられない。