ビジネス

2021.05.22 22:00

アマゾンがパンデミック後の世界を支配する?


アマゾンは一方で、自社が行っている税効率の最適化を、進出している国では雇用創出を通じて価値を生み出しているという考え方によってバランスをとろうとしている。

ビッグテックといえば、巨額の収益をあげ、高学歴の従業員が働き、給料も高いというイメージがあるが、アマゾンは倉庫チームや配送ドライバー、システムエンジニア、マネジャーなど、組織ピラミッドの各層で人材を雇用している。その意味で、アマゾンはより横断的な組織であり、政府にとってはより慎重な対応が求められる複雑なターゲットということになる。

パンデミック後どんな風景が広がっているのか、パンデミックがどのようにECの可能性に人々の目を開かせたのかについて、これまで思いをめぐらせたことのなかった人は、アマゾンの最近の動きについて考察してみるといいだろう。また、アマゾンが示しているようなシナリオに、自分の会社ならどう対応するか検討してみるのもいいだろう。

いま、世界はアマゾンのものであり、わたしたちはただその中で生きているにすぎないのだ。

編集=江戸伸禎

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