米エンタメ界が注目、著名人とのコラボが買える「PearPop」の魅力

(C)PEARPOP

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今年の初め、ミシガン州の田舎町で暮らす18歳のAnna Shumateは、TikTokのユーザーと有名人を結びつけるプラットフォーム「PearPop」で、ラッパーのスヌープ・ドッグとのコラボを実現させた。
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Shumateが、パンテーンのコマーシャルのように、髪をかき上げて揺らす動画をTikTokにアップすると、スヌープは「もっと髪を揺らして。その調子で!」といったコメントを投稿し、その動画には90万件ものいいねがついた。

Shumate のTikTokのフォロワー数は、一晩で2万人弱から13万人へと爆発的に増え、現在では1000万人に達している。彼女をスターに育てようとするマネージャーは、スヌープに5000ドルを支払い、今回のコラボを実現させた。

PearPop の24歳の共同創業者でCEOのコール・メイソンは「このアプリを使えば、クリエイターは本物のコンテンツで収益を上げることができ、著名人が彼らにスポットライトを当ててくれる」と述べている。メイソンは、アシュトン・カッチャーと共にSound Venturesを創業した著名なタレントマネージャーのガイ・オセアリーと共に同社を創業した。
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PearPopは4月15日、1600万ドル(約17億4000万円)のシリーズA資金を調達したことをアナウンスした。そのうち1000万ドルは、レディットの共同創業者のアレクシス・オハニアンのSeven Seven Sixからの資金だった。PearPopには、Bessemer Venture PartnersやSlow Venturesなどに加え、チェインスモーカーズやDiddy、ケビン・デュラント、マシュメロ、スヌープ・ドッグなども資金を注いでいる。

PearPopは1月にスタートしたばかりだが、すでに10万人以上のユーザーを集めており、シンガーソングライターのローレン・グレイや、Shaqなどの何百万人ものフォロワーを持つ有名人たちが、コラボを販売している。

これまでのところ、ユーザーは最高1万ドルの対価を支払って、コラボを実現させていた。PearPopは支払額の20%を徴収して収益をあげている。現在20人の社員を抱える同社は、調達した資金をチームの拡大と、Instagram、YouTube、Clubhouseなどのプラットフォームの追加に充てる予定という。

覆面DJとして数多くのヒット曲を放つマシュメロのマネージャーで投資家のMoe Shaliziも、PearPopのポテンシャルに魅力を感じている。「このプラットフォームは、新しい形のブランドとクリエイターの関係を生み出していく」と、彼は述べた。

編集=上田裕資

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