世界で最も裕福な女性となった、ロレアルの相続人であるフランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズは、株式関連の財産を持つ女性の中で、最も大きな資産の増加を記録した。彼女とその家族が33%を保有するロレアルの株価は、昨年3月から約40%上昇し、247億ドル相当の増加となった。
ここでは世界で最も裕福な女性10人を紹介する。フォーブスは、2021年3月5日の株価と為替レートから各富豪の資産の算定を行った。
1位:フランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズ
富の源泉:ロレアル
保有資産:736億ドル(約8兆円)
年齢: 67歳
国籍: フランス
ベッテンコート・メイヤーズは、化粧品大手のロレアルを創業したユージン・シューラーを父に持つ母、リリアン・ベッテンコート(2017年没)から財産を相続した。彼女は、1997年からロレアル社の取締役を務めている。
2位:アリス・ウォルトン
富の源泉:ウォルマート
保有資産:618億ドル
年齢: 71歳
国籍: 米国
アリス・ウォルトンは、ウォルマート創業者サム・ウォルトンとヘレン・ウォルトンの娘。彼女は昨年まで世界で最も裕福な女性だったが、今年はその地位をフランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズに奪われた。
3位:マッケンジー・スコット
富の源泉:アマゾン
保有資産:530億ドル
年齢: 50歳
国籍: 米国
アマゾン創業者のジェフ・ベゾスの元妻のマッケンジー・ベゾスは、2019年のベゾスとの離婚に伴い、当時の価値で360億ドル相当のアマゾン株を受け取った。彼女はその後、自身の名前をマッケンジー・スコットに改めた。
4位:ジュリア・コークとその家族
富の源泉:コーク・インダストリーズ
保有資産:464億ドル
年齢: 58歳
国籍: 米国
デイビッド・コーク(2019年没)の未亡人であるジュリア・コークとその子供たちは、米国最大級の民間企業である複合企業コーク・インダストリーズの株式の42%を保有している。
5位:ミリアム・アデルソン
富の源泉:カジノ
保有資産:382億ドル
年齢: 75歳
国籍: 米国
ミリアム・アデルソンは今年1月に87歳で亡くなった夫のシェルドン・アデルソンが所有していたカジノ運営会社「ラスベガス・サンズ」の56%の株式を相続した。