プロッサーは昨年9月時点で関係筋からAirTagの画像を入手し、そのレンダリング画像を公開していた。彼は1月4日の自身のユーチューブチャンネルFRONT PAGE TECHで、さらに別のソースから入手した、AirTagの3Dアニメーション動画を公開した。
この動画は、AirPods ProやAirPods Maxを最初にiPhoneとペアリングした際に表示されるアニメーションと同じスタイルのもので、白い背景の上でゆっくりと回転するAirTagが描かれている。
動画に映し出されるAirTagは、ホワイトのミントキャンディのような外観で片側は丸みを帯びているが、リア部分は平らな金属製となっている。さらに、底部のプレートには、アップル製品ではおなじみの次のような文言が刻まれている。“Designed by Apple in California. Assembled in China.(設計はカリフォルニアのアップルで。組み立ては中国で)”
さらに、その文言に続いて“Bluetooth LE. Ultra Wideband.”という文字も刻まれている。
AirTagは位置情報を送信するスマートタグ製品で、「iPhoneを探す」的な機能を身の回りの様々なアイテムに追加可能にするものだ。この製品は、ブルートゥースとウルトラワイドバンド(UWB)を使用して位置情報を送信する。
プロッサーの説明によると、AirTagは最寄りのiPhoneに位置情報を送信することで、非常に正確な位置を通知可能にするが、やりとりされるデータは位置情報のみであり、端末内のデータにはアクセスせず、プライバシーは守られるという。
プロッサーによると、アップルはAirTagsのハードウェアの準備を完了させた模様だが、リリースが遅れている理由の一つとしては、新型コロナウイルスのパンデミックが考えられるという。このデバイスはそもそも、旅先などでの忘れ物防止に役立つアイテムとして発案されたが、人々の移動が制限された今、その需要は大きく減少しているからだ。
その説明には納得できるが、AirTagが非常に便利なアイテムとなることは間違いない。このプロダクトがあれば、家の中で物を紛失した場合などに、それを探し回る必要がなくなる。プロッサーによると、AirTagは今年の春にも発売になる可能性があるが、現時点では確かな情報は入手できていないという。