リストカムは8メガピクセルの外向きカメラと、2メガピクセルのインカメラを搭載しており、アップルウォッチで相手の顔を見ながら、ビデオ通話が行える。
同社のCEOのAri Roismanは、このデバイスがあれば、iPhoneを持たずに外出した際に、気軽に高画質な動画・静止画の撮影が可能になると述べているが、特にアップルウォッチのセルラーモデルを利用中の人に役立つデバイスになりそうだ。
通信機能を内蔵したセルラーモデルであれば、アップルウォッチだけを身につけて出かけても、電話をかけたり、メッセージを受け取ったり、音楽をストリーミングで楽しむことが可能だが、写真を撮る場合はやはりiPhoneに頼らざるを得ない。しかし、リストカムを装着したアップルウォッチであれば、どこに居ても気軽に撮影が楽しめる。
リストカムの外向きカメラは、1080pの動画と4K画質の静止画の撮影が可能で、インカメラを使えば、ライブ動画のストリーミングも行える。アップルウォッチやiPhoneとはブルートゥースで接続可能で、撮影した動画や写真を表示したり、データの保存が行える。重量はアップルウォッチの約半分の23グラムとなっている。
リストカムのバッテリー持続時間は約1日で、撮影データは内蔵の8ギガバイトのストレージに保存できるため、外出先での撮影には絶好のデバイスと言えそうだ。ユーチューブで公開中の公式デモ動画では、他にも様々な利用シーンが紹介されている。
リストカムは既に同社の公式サイトで販売中で、価格は299ドルとなっている。カラーはNoir、Blanc、Gray、Roséの4種類が用意されている。