テクノロジー

2020.10.04 07:30

グーグルが子供向けコンテンツ「キッズスペース」に注力する理由


子供が初めて触れるタブレットに特化


多くの子供にとって、タブレットは初めて手にする端末であり、グーグルはタブレット上で良質なコンテンツを提供することを目指している。キッズ・スペースは、Android端末上の子供専用モードで、9歳以下を対象に興味をそそるコンテンツを提供している。

「子供の年齢や関心に合わせて無料のアプリやゲーム、動画、書籍を提供している。子供たちがコンテンツをどのように捉えるかを考慮してプロダクト・エクスペリエンスを設計している」

例えば、画面上の“Make”タブは、リアルな遊びを推奨することを目的としている。そのために、料理から実験、好きな漫画キャラクターのお絵かきまで、オフラインで楽しめる遊びを紹介する動画を提供し、子供たちが実世界で遊ぶことを推奨している。

また、子供は自身のアバターを作成でき、1000以上のオプションからカスタマイズできる。親はスクリーンタイムを管理したり、制限を設定することができるほか、アプリをブロックすることもできる。

これらのコンテンツは、スマートフォンではなくタブレット向けのものだ。英国では、11月に発売されるレノボ製タブレット、「Lenovo Tab HD M10」の第2世代モデルと「Lenovo SmartTab M10 HD」の第2世代モデルで提供が開始される。

「デジタルウェルビーイングを実現するため、我々は親が求めるコンテンツをバランスよく提供することに専念している。子供の発達フェーズや年齢に適したツールや良質な体験を提供することに取り組んでいる」とBrooksは述べた。

編集=上田裕資

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