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2020.09.13 17:00

コロナ禍で「ソーシャル・バブル」を弾けさせないための5つのヒント

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私たちの大半が、いま何より重要なことだと考えているのは、自分自身と大切な人たちを新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)への感染から守ることだ。

このウイルスは、感染初期には何の症状も示さない人が半数に上るともいわれている。だが、一方で人にうつす力が最も強いのは、その感染初期の人たちだという。つまり、私たちが健康でいるための最善の方法は、他人との接触を断つことだ。

ただ、それでも私たちは、他者との関わりを必要とする。また、さまざまな理由から、他者の支援も必要とする。そこで生まれたのが、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)のパンデミックが続く間、より安全に暮らすための「バブル(泡)」を作り、その中で暮らすべきだという考え方だ。

何をこの「バブル」とするのかについて、公式の定義はない。ただ、一般にこの言葉が指すのは、「同じ場所で寝起きすることで同じリスクを負う」家族や親しい友人たちのことだ。別の世帯で暮らす人を含めることも可能だが、その場合にもそれぞれが、バブルの外の人との接触を制限する。

同じバブルにいる人たちがお互いを尊重し、信頼し合うことで、メンバーは物理的な距離を取ったり、常にマスクをしていたりすることなく、同じ空間で一緒に過ごすことができる。現在の“新たな現実”がいつまで続くか分からないなかで、バブルは人とのつながりを失うことなく、パンデミックを乗り切るための救いとなり得るだろう。

ただ、厳格なルールに基づいてこのアプローチを継続することは、必ずしも現実的ではないかもしれない。食料品の販売や荷物の配送、医療などに従事し、自らの安全をリスクにさらしている人たちとっては、限られた人以外とは接触しない生活を送ることは、そもそも不可能だ。

私たちが現在の状況下でそれぞれのバブルを作り、弾けさせないようにするためには、どのようなことに気を付ければいいだろうか?

感染症の専門医であり、米国の非営利団体「エンディング・パンデミクス(Ending Pandemics)」の理事長でもある筆者がそのためのガイドラインに含めるべきと考えるのは、次の5つの行動だ。
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編集=木内涼子

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