その「FIREムーブメント」の火付け役となった1冊がある。原著はAmazon.comで1000以上の評価がつき、星5つ中、平均4.8というハイスコアだ。
「ダイヤモンド・オンライン」からの転載で、同書日本語版『父が娘に伝える 自由に生きるための30の投資の教え』の一部を抜粋して紹介する。
使い方をマスターすればお金は頼もしい部下になる
この本はブログから生まれました。そのブログはもともと10代の娘に書き始めた何通もの手紙でした。お金と投資の話が多かったものの、娘はまだ聞く準備ができていませんでした。
複雑な世界を生き抜くために、お金は最も有力な道具です。生きる上でお金を理解することは最も大切です。使い方をマスターすれば、お金は忠実な部下になります。うまくやれないと、逆にあなたが使われてしまいます。
「お金は大切だと思うけど、一生、お金のことばかり考えたくないわ」と言う娘。
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なるほどと思いました。私はお金が好きですが、多くの人はお金以外のことに時間を使いたいものですね。橋をかける、病気を治す、契約の交渉、山登り、子どもの教育、ビジネスを始めるなど、いろいろあります。
しかし、ファイナンスを知らないと、ファイナンスの世界で騙されてしまいます。
投資をどこまでも複雑にしているのは、複雑にするほど大儲けをする人がいるからです。別の言い方をすれば、私たちに高い金を払わせ、罠にはめようとする人たちがいるのです。
ここに大切な真実があります。
複雑な投資は、それを生み出して売る人たちを儲けさせるためにあるのです。投資家にとってコストが高いのは、うまみが少ないということです。