食事客は互いと距離を取る必要があり、経済の先行きも不透明なため、コストパフォーマンスが高いレストランを利用するようになっている。中国の火鍋やバーベキュー料理の店が多くの客を集めているが、こうした店は収益性があまり高くない。
高級レストランは格安ランチを提供しているほか、財布に余裕がある人に対しては、レストランに来てもらうのではなく、レストランを自宅まで届けるようなサービスを提供している。レストラングループ宴遇(Yanyu)経営者の傅乙晟は、自宅でおいしい食事を作ることができる配送サービスを始めた。
新型ウイルスの流行を受け、世界の関心がウェットマーケットと食の安全性に向けられる中、レストラン経営者の多くはメニューを見直している。中国のオンラインマガジン「シックス・トーン(Sixth Tone)」によると、中国国内では野生生物の取引や消費に反対する人が増えているという。
レストランに今求められているのは、手頃な価格と安全性、そしてバラエティーだ。