米NBCニュースによると、最近、新型コロナウイルスに感染した女性に対してこのガスライティングが行われた。ある女性は4カ月にわたり症状が続いていたが、主治医からはこれはストレスのせいだと言い聞かされていた。
これは健康上の懸念に限った話ではない。女性は、性差別を訴えても相手にされなかったり、自分の利益を主張したことで非難を浴びたり、落ち着けと言われたりしてきた。不公平で残念なことだが、このような偏見は職場を含むさまざまな場面で見られる。
キャリアアップのためには、周囲から真剣に取り合ってもらう必要がある。周囲から尊敬され、耳を傾けられる存在になって、自分の影響力を維持する必要があるのだ。以下に、同僚から真剣に取り合ってもらうための3つの方法を紹介する。
1. 客観性を持つ
ある問題について同僚に相談する際には、客観性を持とう。可能な限り数値を示しながら、自分の意見を説明する。時には、第三者の意見を加えることも役に立つ。
数値などの客観的な情報は、感情的な言葉よりも疑問を挟む余地が少ない。同僚は、あなたが問題を大げさに表現しているのではないかと疑うかもしれない。職場でのゴシップや推量は避けよう。できるだけ客観的に自分の考えを伝えることで、同僚が異議を唱える可能性は減る。
2. 身だしなみに気を遣う
職場で身なりに気を遣わない人は、同僚からの信頼を得るのが難しい。他人と接する時は自然とその外見が目に入る。即座に見た目で判断されるのだ。相手に拒絶する口実を与えてはいけない。自分の今の役職や将来目指す役職に相応しい服装をしよう。
3. 敬意をもって接する
同僚に真剣に取り合ってもらいたければ、自分が相手を真剣に取り合わなければいけない。相手の懸念には耳を傾けること。人の言うことを聞かない人は自分の話を聞いてもらえないと思おう。敬意は双方向であるべきだ。
早まって相手に意見をぶつけてはいけない。自分の問題や相談事に対しては思慮分別を持つこと。「顧客のプロジェクトを完了するための十分な予算がない」など、真剣に考えねばならない深刻な問題もあれば、「あの人が時々返事をしてくれない」といった、上司や他の同僚に相談するまでもないレベルの問題もある。
何もかもが緊急というわけではないし、全てが真の問題というわけでもない。自分の心配事全てに対して声を上げていると、相手としては、どれが本当に深刻に受け止めるべき問題なのか判断がつかなくなる。
自分の影響力を維持し、得るに値する敬意を受ける方法をしっかりと認識しよう。できる限り客観性を持ち、身だしなみを整え、同僚に対しても敬意を表するべきだ。