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2020.07.27 15:00

漢方の妙薬「カイコのフン」からできた蒸留酒は、桑の葉の上品な香りをまとう

「SANSHA - Mulberry and Silkworm droppings」

「SANSHA - Mulberry and Silkworm droppings」

コオロギラーメンなどで知られる、昆虫食の魅力を探究するチーム『ANTCICADA(アントシカダ)』と、 千葉県夷隅郡大多喜町の『mitosaya薬草園蒸留所』が、蚕沙(カイコの糞)を原材料に使用した蒸留酒「SANSHA - Mulberry and Silkworm droppings」を共同開発。7月26日にリリース、オンラインショップなどで販売を開始する。
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「SANSHA - Mulberry and Silkworm droppings」の特徴


蚕沙(カイコの糞)は、古くから、漢方として愛飲されてきた。“蚕沙” と書いて “さんしゃ“ と読み、血液の流れを良くしたり、神経痛や関節痛、胃痛に効くとされている。また、カイコの幼虫は、桑の葉を好んで食べるので、糞は桑の葉の未消化物。煎じて飲めば、桑の葉茶を思わせる上品な香りが楽しめる。

SANSHA - Mulberry and Silkworm droppingsの写真

今回、「自然からの小さな発見を形にする」ことを目的に、様々なフルーツやボタニカルを原料にした蒸留酒を製造する、「mitosaya薬草園蒸留所」と出会い、それぞれのボタニカルの特徴を最大限に引き出す技術や探究心と、それらを支えるお酒への深い愛に、ANTCICADAの持つ食への想いが重なると感じ、本商品開発に至った。
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今回開発した「SANSHA - Mulberry and Silkworm droppings」は、桑の実であるマルベリーのブランデーと、桑の葉をカイコが食べたあとの未消化物である蚕沙のスピリッツをブレンドするという、桑という種を通じて生まれた2つの自然物を蒸留酒にした、世界でも類を見ない製品に仕上がった。

二つのボトルサイズが展開
100mlと500mlの2サイズ展開

原料には「アシザワ養蚕」(山梨県で約150年続く養蚕農家の6代目・芦澤洋平さん)の蚕沙を使用。カイコから鮮度の良い糞を収穫し、丁寧な乾燥と熱処理を加えた、安心安全な蚕沙となっている。

本商品は、玉露のような奥深いグリーンな香りが特徴で、プルーンや海苔のようなニュアンス、桑の実の滋味深い香りを、ほのかな酸味とともに感じられるオー・ド・ヴィ。飲み口はフレッシュで、心地よい余韻を楽しめる。ミルクチョコレートや、アールグレイのシフォンケーキ、カラメルの効いたプディングなどと一緒に、軽く冷やしてストレートで飲んでいただくのもオススメだ。

開発への想い


ANTCICADAは、昆虫食の魅力を伝える活動をしている。

ゲテモノや害虫など悪いイメージが先行しがちな虫ですが、近年では、栄養価の高さに加え、環境負荷が低く、持続可能性が高い食材としても世界的な注目が集まっている。そして何より、豊かな個性や滋味深い風味など、食材としての魅力に溢れている。

そんな虫たちを食材として扱う上で、大事になるのが生産者の存在。
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PR TIMESより

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