経済・社会

2020.07.21 07:00

コロナ不況対策に学費ローン返済免除を、嘆願書に120万人が署名


バーニー・サンダース(Bernie Sanders):サンダース上院議員(無所属・バーモント州選出)は、政府と民間を合わせて1兆6000億ドルに上る学費ローン負債すべてを帳消しにすることを提案した。サンダースの提案は、すべての学費ローン免除プランのなかでもっとも包括的なものだ。

エリザベス・ウォーレン:ウォーレンは、米国民の95%に適用される学費ローン負債免除を提案した。その提案では、世帯収入10万ドル未満のすべての人が5万ドルの学費ローン返済を免除され、10万~25万ドルの世帯の人も大幅な減免を受けることができる。

上院民主党:民主党上院議員たちは、1万ドルの学費ローン負債の免除を提案した。

下院民主党:イルハン・オマル(Ilhan Omar)下院議員(民主党・ミネソタ州選出)とアヤンナ・プレスリー(Ayanna Pressley)下院議員(民主党・マサチューセッツ州選出)を中心とする民主党下院議員たちは、3万ドルの学費ローン負債の免除を提案した。

HEROES法(健康および経済の回復のための包括緊急対策法):HEROES法には当初、政府の学費ローン負債1万ドルの返済免除、および民間の学費ローン負債1万ドルの返済免除が盛り込まれていた。しかし、民主党が多数派を占める下院での承認段階で規定は弱められ、経済的に困窮している債務者だけを対象に1万ドルの学費ローン返済を免除するものとなった(当初は、すべての学費ローン利用者が対象だった)。

CARES法(コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法):CARES法では、学費ローン利用者にいくつかの便宜が図られている。例えば、政府学費ローンの返済を一時的に停止し、2020年9月30日まで無利息にするなどだ。しかし、CARES法に学費ローン負債の免除は含まれていない。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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