ソフトバンクは、傘下のビジョン・ファンドによるウーバーやウィーワークなどへの投資失敗によって2020年3月期には創業以来最悪の業績を記録。Tモバイル株売却の可能性は現金調達の必要性を示している。
ソフトバンクは3月、自社株買いと債務削減を目指して資産の最大4兆5000億円分を売却する計画を発表しており、Tモバイル株売却はこの一環となる。
売却の報道を受け、Tモバイル株は16日、3%近く下落。フォーブスはソフトバンクとTモバイルにコメントを求めたが、返答は得られていない。
Tモバイル株の売却先は明らかではないが、専門家らは、現在同社株の40%以上を保有しているドイツテレコムの可能性が高いとみている。