ニュースサイト「カルチャーバンクス(CultureBanx)」によると、フードデリバリー業界一般は新型コロナウイルス流行に伴う需要増の恩恵を受けてきた。ウーバーイーツのアプリには、地元で黒人が経営する店を表示する機能が追加されており、これは同サービスの業績をさらに伸ばす可能性がある。
ウーバーの配車サービスの世界利用件数は前年同期比で70%減少している一方、ウーバーイーツは5月時点で2倍以上に成長している。ウーバーはさらに、新型コロナウイルス流行により影響を受けた黒人経営の小規模店舗を利用するユーザーを対象に、配車割引サービスも近々開始する計画だ。
黒人経営の店に対する支援は、同じくデリバリーサービスを展開するポストメーツ(Postmates)も行っている。同社は現在、全米130都市で黒人経営レストランの配達料を無料としており、これに伴う店側の負担はゼロだ。ウーバーイーツでは自社の従業員が黒人経営店のリストをまとめているが、ポストメーツはユーザーがソーシャルメディア上で対象店舗をタグ付けできる仕組みとなっている。