ライフスタイル

2020.06.07 14:30

ビジネスシーンで心強いセットアップ


小暮:少し前になりますが、ロックフェラーセンターの「バナナ・リパブリック」で、ストレッチが効いたドレスシャツを見つけ、何枚か買いました。すごく着やすかった覚えがあります。「バナナ・リパブリック」はメンズウェアにストレッチなどの機能素材を取り入れるのも早かったですね。

森岡:そういったドレスシャツは現在も「バナナ・リパブリック」の主力商品のひとつです。ストレッチ性があるだけでなく、ノンアイロン仕様など、働く人を快適にし、しかもドレッシーなアイテムが多いのも「バナナ・リパブリック」の特徴だと思います。

小暮:その意味ではこのセットアップは、旅用だけでなく、日常でも使えます。いや、むしろ高温多湿な日本では日々の生活で使いたいセットアップですね。

森岡:モダンなデザインですが、ディテールなどはベーシック。ジャケットは2ボタン、シングルブレストのいわゆるアンコンジャケット。パンツはドローコード、シャーリングでベルトなしでもはけますが、前から見ると、ベルトループが付いて普通のパンツと同じ。ドローコードも内側に付いているので、普段は見えません。

小暮:昨今のカジュアル志向のビジネススタイルには絶好のセットアップ。なおかつニューヨーカーらしいスタイルが楽しめるはずです。


腰裏の部分にはシャーリングが入り、ベルトレスでもはける。ポケットはファスナー付きで、貴重品を入れても安心だ。


森岡 弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ、現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure | fashion direction by Hiroshi Morioka | illustration by Bernd Schifferdecker | edit by Akio Takashiro

この記事は 「Forbes JAPAN 5月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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