ネガティブな情報から自分を守る、実践すべき8つのこと

shutterstock


もちろん、前向きな気持ちになるためだけに将来のニーズや今ある機会に目を向けるわけではない。それよりも、自分が意識を向けている先から何を受け取っているか、その向け先からどんな体験を得ているのか。視点を行ったり来たりさせてみると、それによってどんな新たな体験や変化があり、得る気づきが変わってくる。これらの情報をクリアにするほうが重要だ。

自分の意識の向け先はどこなのか、どのくらいのエネルギーをその対象に注いでいるのか。その結果どんなフィードバックとしての経験が返ってきているのか。そして、今まで見えていなかった新しい体験に気づき、新たな選択肢を生み出すこと。選択し行動をして、今までとは違う結果を得ること。これらのプロセスを自分で意図を持って回せるようになることが、新しい日常と向き合い、望む結果を得ていくために必要になる。

これからは、誰かが自分を変えてくれるのではなく、自分で自分のスイッチを入れて良い状態に変えていく必要がある。そのためには、「現在の自分の状態」を理解しなければいけないのだ。

そのために、今とつながる方法を知っておくほうがよいし、今とつながる練習を日々の日常でやり続けると良い。自分だけの時間やスペースを作る、お風呂にゆっくり入る、毎日運動する、信頼できる人と話す、瞑想する……なんでも良い。自分の今とつながる方法を自分で探り、上記を試してみるとどんな体験があったのか、ぜひ自分自身で体験してみて欲しい。

連載:組織マネジメント以前に大切なこと
過去記事はこちら>>

文=稲墻 聡一郎

ForbesBrandVoice

人気記事