中でも最大の驚きと言えるのが、スターバックスや映画「スター・ウォーズ」との連動を示唆するQRコードが発見された事だ。アップルが今年後半にリリースするiOS 14のコードから見つかったARアプリの「Gobi」は、決済やディスカウント関連の機能を持つものと見られている。
GobiはiPhoneのカメラを用いたARアプリで、QRコードを読み取って様々な動作を可能にする。テッククランチの元編集者のJosh ConstineはそれらのQRコードが、スターバックスでの割引や「スター・ウォーズ」と連動するものだと解説した。
QRコードをARカメラアプリで読み取ると、専用サイトやアプリが起動する。一例としてあげられたのは、Mac Proやアップルウォッチの公式サイトに加え、iTunesストア内の映画「スター・ウォーズ」への誘導だ。
さらに、スターバックスが発行するクレジットカードの申し込み画面に遷移するQRコードや、ディスカウントが受けられるものも用意される見通しだ。
世界6440カ所のスターバックスの店舗の位置データを格納したファイルも見つかっており、Gobiが位置情報と連動し、商品のプロモーションやコンテンツの表示を行う可能性もあるという。
アップルはARを活用して、遊び心のあるコンテンツも提供する見通しだ。Constineによると、店内のテーブルの上にタワーを浮かび上がらせるQRコードも用意されているという。このタワーは、ARゲームで活用されるのかもしれない。
さらに、アップルのFind My(探す)アプリと連動し、AirPodsなどを紛失した際にナビゲーションを行う機能も計画されている模様だ。
アップルは、「忘れ物防止タグ」のAirTagのリリースに向けて動いていると報じられており、この機能がそれに絡むものである可能性もある。