ビジネス

2020.05.18

「クルマの楽しみ方」を世界へ|私がこの起業家に投資した理由

フェムトパートナーズ・ゼネラルパートナーの曽我悠平とミドルフィールドCEOの中山翔太


曽我:中山さんたちは「クルマ好き」の社員がほとんど。「努力は夢中には勝てない」と言いますが、それを地で行っている。今後期待することは、これまで事業を順序立て展開していると思うので、一個一個を形にして突き抜けてもらいたいですね。

中山:今後は、海外展開していきたい。アジアでは、日本車が多い。インドネシアだと98%、タイは80%にものぼります。そこに日本のパーツを提供し、カスタマイズし、修理するという「クルマの楽しみ方」を伝えたい。「自動運転やカーシェアリングが主流になったら、いらないのでは?」と言われますが、メンテナンスは絶対必要。だから、いまからデジタル化して、流通などを整えておかないと、新時代になったときについていけない。僕らはそこにチャレンジしたいと思っています。


そが・ゆうへい◎フェムトパートナーズ・ゼネラルパートナー。2002年、新生銀行入行、04年からベンチャー投資業務に従事。09年東証一部上場企業にて投資、アドバイザリー業務、12年新生銀行プライベートエクイティ部を経て、13年より現職。主な投資先は、プレイド、トレタ、ピースオブケーク、Dr.JOY、クラウドクレジットなど。

なかやま・しょうた◎ミドルフィールドCEO。1988年生まれ。法政大学キャリアデザイン学部卒業後、サードにてスポンサー営業、プロモーション施策提案、グッズの製作販売などに従事。4年間のモータースポーツ業界の経験から感じた業界の問題点を解決すべく、15年12月にミドルフィールドを設立。

文=山本智之 写真=平岩 享

この記事は 「Forbes JAPAN 4月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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