Yコンビネータからシード資金
インターネットを活用した遠隔医療や瞑想系の企業は、このところ活発な資金調達を行っている。ロサンゼルス本拠のHeadspaceは瞑想アプリを提供し100万人以上の有料会員を抱えており、今年2月に9300万ドルを調達した。サンフランシスコ本拠のセラピー系プラットフォームのLyraも3月に、7500万ドルを調達した。
Meruの売上は非公開だが、現状では事業拡大に注力しており収益化はまだこれからだという。同社は2019年4月のシードラウンドで420万ドルを、Freestyle Capitalや Bonit Capital、YコンビネータやLifeline Ventures、IT-Farmから調達していた。
Rantaによると、Meruはこれまで700人の患者の治療を行い、20人の医師を抱えているという。患者たちの大半は、雇用主や保険プロバイダーの紹介でMeruに参加しており、提携先にはコロラド州のAurora Public SchoolsやJohn Muir Medical Group、Palo Alto Medical Foundationなどがあるという。
Meruは2020年末までに1500人近くの患者の治療にあたることを視野に入れている。「メンタルヘルス系サービスのニーズは高まっている」と、Foundry GroupのFeldは話した。