AUDI A6 Avant
SUV人気が隆盛を極めるいま、セダンを買うのは、かつてのクーペを買うつもりで、というひとが増えているとか。クルマの概念が変わっているのは、マーケットは生き物だという証左のようで興味深い。
アウディは1970年代に「100」というA6のご先祖にあたるモデルにアバントと名付けたステーションモデルを設定したときから、スタイリッシュであることを旨としてきた。伝統に時代が追いついたのだろうか。
最新のA6はパワフルな3リッターV6に、しなやかな足まわり、さらにオプションで後輪操舵システムも組み合わせられるレスポンスのいいハンドリングと、ほぼ無敵の内容だ。伝統とはかくも深い、と思わされる。