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2020.04.21 18:00

【4月第3週資金調達まとめ】VTuberグループを手掛ける「いちから」19億円調達など

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、4月3週目の“注目のトピック“として選ばれた5件の資金調達について紹介する。
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五常・アンド・カンパニー


調達額:23億3000万円(融資含む)
調達先:SBIホールディングス / セブン銀行 / クレディセゾン(他、個人投資家数名を含む)

新興国向け小口融資サービスを展開するスタートアップ。

世界中の新興国で低価格かつ高品質な金融サービスの提供を目指して事業を行っている。同社は現地国企業の買収・設立を通じて世界中にマイクロファイナンス子会社をもち、各国での適切な経営のもと、質の高いサービスと従業員を育て、事業を拡大している。
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同社は各国のマイクロファイナンス機関の持株会社の形態をとっており、パートナーの選定にも力を入れて着実に展開を進めてきたことで、質の高いサービスの提供を実現している。創業以来、30日以上延滞率は1%未満と貸付債権の質を維持しながら、年率200%以上のペースで事業を成⻑させた。

2020年4月には、シリーズD資金調達の第一回クローズを完了し、23.3億円を調達した。Dシリーズの第一回クローズにはセブン銀行やSBIグループ、クレディセゾン、他個人投資家複数名が優先株式と転換社債型新株予約権付社債の引受けの組み合わせによって参加している。今回の資金調達によって既存7社のグループ会社の更なる成長に向けた財務基盤の拡充と今後のアジア・アフリカ地域における拠点拡大を進める方針。

いちから


調達額:19億円
調達先:INCJ / Legend Capital / ソニー・ミュージックエンタテインメント / 伊藤忠商事

仮想現実世界を中心にエンターテインメント領域を手がけるスタートアップ。

同社が運営する「にじさんじプロジェクト」は多種多様なインフルエンサーが所属するVTuber/バーチャルライバープロジェクトである。次世代のエンタメを加速させていくことを目的に、約80名のライバーと共に、YouTube等の動画配信プラットフォームを中心に活動を行っている。

また2019年4月にはバーチャル空間上にアバターでまとまって入店し、キャストと会話を楽しんだり、一緒にゲームをして遊んだりすることができる新感覚のサービス「ユメノグラフィア」を発表した。

2020年4月には、伊藤忠商事を引受先とする約19億円の資本業務提携を実施。今回の調達で、VTuber事業を支える人材への投資とVTuber事業における新規事業開発の二つの領域を中心に国内外のVTuber事業「にじさんじ」「NIJISANJI」の成長投資を加速させる方針だ。
次ページ > コスメ口コミアプリ、デジタルマーケティング、データテクノロジー事業など

文=STARTUP DB

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