1. 次のステップに集中する
先が読めない混乱した状況にあると、途方に暮れて何もできなくなってしまいがちだ。頭を駆け巡る考えにとらわれずに、いったん立ち止まり、次に何をするべきかを考えよう。
最優先すべきことは何だろう? 今すぐにできることは? 仕事を終わらせることや、食料品の買い出し、子どもと一緒に何かを作ること、犬の散歩など、それが何であれ優先すべきことを終わらせることに集中すれば、ストレスが緩和される。そうすれば、混乱し先行きが不透明な時でも、自分が状況をコントロールできているように感じられる。
2. 自分が必要としていることを周囲に伝える
自分の話や気持ちを聞いてくれる人、自分だけのスペース、子どもの相手やお使いを手伝ってくれる人など、自分の感情やニーズを家族などに伝えることは、危機的な状況では非常に重要だ。周囲はあなたが必要とするものが分からなければ、助けることができない。そのため今の状況が手に負えなくなってしまったと感じるときには、自分の感情やニーズについて正直に伝えよう。
3. 助けを求める
人は、苦難を一人で乗り越えられるようにはできていない。必要であれば、家族や専門家に助けを求めよう。米国心理学会(APA)によると、自分が専門家の支援を求めるべきであることを示す兆候としては、衛生管理を怠ること、睡眠時間や体重の増減、仕事の業績や学業成績の低下、気分の大きな変化、それまでしていた習慣や人付き合いをやめることなどがある。
4. 睡眠をきちんと取る
先の読めない恐ろしい状況では難しいことにも思えるかもしれないが、心身の健康を維持する上で最も良い方法の一つは、毎晩きちんと睡眠を取ることだ。そうすれば、良い決断をするコンディションが整えられる。危機的状態では、しっかりとした決断をすることが非常に大切だ。また、睡眠をきちんと取れば、自分や家族のケアがしっかりできるようになる。