また、パネラで過ごす時間が長い理由には食事の準備も挙げられる。もちろんスターバックスでの食事準備時間はこれよりも短いが、同ブランドでは休暇用ギフトのための商品が多く並べられているため、一部の客にとっては小さなギフトショップのようになっている。
その他のブランドは全て、1回あたりの訪問時間が上位2ブランドよりも大幅に短かった。3位はサブウェイの42分で、ダンキンやマクドナルド、チポトレは平均で41分だった。
ウェンディーズ、バーガーキング、チックフィレイは全て40分で、タコベルの顧客は平均で39分を過ごしていた。また、最下位のソニックは38分だった。ソニックがドライブイン式を採用していることが、訪問時間が少し短いことの原因かもしれない。
グループ全体の平均訪問時間は41分で、プレーサーはこれを良いことと捉えている。報告書によると、これはチェーン店が「顧客に、レベルが高くて長時間にわたる食事体験を提供できている」ことを示しているからだ。
訪問数が多いブランド
昨年第4四半期の全体的な訪問数で見ると、スターバックスとマクドナルドの訪問者が、合わせておよそ半分となった。スターバックスは26.5%で、マクドナルドは22.7%だ。3位のチックフィレイはそれよりもはるかに低い12%で3位となり、他のブランドは1桁だった。
対象とされた企業のうち、第3四半期の訪問数を超えた企業は限られていた。最高はスターバックスで、訪問数は8%増加した。パンプキンスパイスラテとクリスマス限定ドリンクに頼るスターバックスにとって、第4四半期は1年を高い成績で締めくくる上で重要なものだ。
パネラは4%増加し、チポトレは2%増加した。これは、食事をする人が集まりたがる大学キャンパス近くに店舗があったことが理由かもしれない。その他のブランドでは全て、昨年の第3四半期と比べ第4四半期の訪問数は低下した。