同僚から調子を尋ねられたら? 「忙しい」ではない2つの答え方

Westend61 / by gettyimages

調子を尋ねる同僚に対し、「とても忙しい」と答えるのは感じが悪いものだ。忙しくない人などいないので、相手はあなたに同情しない。

こう答えてしまえば、偉そうに聞こえるか、怠惰過ぎて詳しく答えたくないのかと思われてしまう。また、不平ばかり言っている、自分の仕事を管理できないとさえ思われてしまう可能性もある。誤解されるリスクは犯さないこと。

同僚に調子を尋ねれられたら、この機会を使って何か価値があることを共有しよう。偉そうに対応せず、あなたの重要性を示すこと。誰かから調子を尋ねられたら、次の2つの答え方を採用することを考えよう。

1. 「現在〇〇に取り組んでいます」

取り組んでいる特定のプロジェクトや目標を共有する。例えば「サイバーセキュリティー法のギャップ分析に取り組んでいます」などだ。

具体的なことを共有することで、よりインパクトが強い答えになる。相手は詳細情報を得ることで、あなたが置かれた状況を理解できるからだ。一般化してしまうと、あなたの達成事項は視覚化しづらい。

あなたが取り組んでいる具体的なものを共有することで、忙しいことを相手に示すことができる。これは、忙しいと言うよりもより効果的な答え方だ。

2. 「〇〇についてどう思われますか?」

同僚から調子を尋ねられたら、その状況を活用し、仕事で役立つかもしれないような情報を収集しよう。フィードバックを得るのは難しいかもしれないが、2人で考えた方が1人で考えるよりも大抵は良い。あなたが今取り組んでいるプロジェクトについて相手の考えを尋ねよう。

特定のプロジェクトに関する他者の意見を得ることは、あなたが現在行っていることを共有する良い方法であるとともに、自分の取り組みを改善する素晴らしい方法でもある。誰かから状況を尋ねられた場合に忙しいと言ってしまえば、相手からは何の価値も得られない。「忙しいです」と答えることで、議論が終わってしまうからだ。

そうなれば、相手をいら立たせてしまうだけでなく(相手もおそらく忙しいだろう)、相手から何も得られない。「忙しい」「目が回るほど忙しい」などの答えは役に立たないのだ。

次に同僚から調子を尋ねられたら、「とても忙しい」「目が回るほど忙しい」などの具体性がなく不快な答えは避けること。忙しくない人などいない。その代わり、質問への答えを使ってあなたの価値を示すこと。

翻訳・編集=出田静

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