国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」


ランボルギーニのエンスーが喜ぶのは、そのV12のパワーユニットだ。

エンジンは、今年9月にフランクフルトで発表された同社初のハイブリッドV12搭載の「シアン」と同様のもの。48Vのモーターは、ギアボックスに組み込まれ、6.5リッターV型12とモーターを合わせたシステム全体のパワーは、ランボルギーニ市販車として史上最強の819馬力。0-100km/hは2.8秒で、最高速度は350km/hだ。

同車に搭載されている回生ブレーキシステムをかけるたびに、スーパーキャパシタにエネルギーが蓄電され、蓄えられたパワーはすぐに利用可能なパワーブーストとなる。つまり、このスーパーキャパシタ搭載のおかげで、加速は10%以上速くなると言う。


山内一典(左)とステファノ・ドメニカーリ(右)

「ビジョン・グランツーリスモ」という企画は、グランツーリスモ・シリーズ発売15周年を記念して、2013年に発表されたコラボーレーションプロジェクトだ。各自動車メーカーが協力することで、独自のコンセプトカーがデザインされるようになった。製作コンセプトは「各メーカーが考えるグランツーリスモ」であり、「ランボV12」を含めて、これまでに25台以上発表されている。

史上最も過激なランボは、残念ながら店舗には並ばないけれど、来年の春からグランツーリスモの中でそのV12ハイブリッドの圧倒的なパワーを楽しむことができる。

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
「ライオンのひと吠え」 過去記事はこちら>>

文=ピーター・ライオン

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