キャリア・教育

2019.11.17 08:30

年末も転職活動を続けるべき3つの理由

Zivica Kerkez / Shutterstock.com

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転職活動をしている人はきっと、年末年始を控える中でいったん活動を中断すべきかどうか考えていることだろう。「年内の転職はもう手遅れ。今は待って、年明けにまた始めよう」と自分に言い聞かせているのではないだろうか。
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その理由は理解できる。仕事やクリスマスパーティー、忘年会、遠方に住む家族との集まりなど、年末にすべきことを全てこなしつつ、積極的に転職先を探すのは大変かもしれない。

しかし、転職活動を後回しにすると、その代償を払う羽目になる可能性がある。年末に転職活動を中断してはいけない3つの理由は次の通りだ。

1. 企業は採用活動を続けている
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企業側が持つ採用活動の目標は変わらない。採用が必要だという判断に至れば、企業は来年を待つことなく、すぐに採用活動を始める。ネット上の転職情報サイトを検索すれば、新たな求人情報が最近多く掲載されているのが分かるだろう。

もちろん企業の中には、年末の採用スピードが他の時期より遅いところもあるかもしれない。一方で、年内に内定を出せるよう、採用プロセスを速める企業もある。企業は年末年始を理由として目標を保留にしたりしない。あなたにも、転職という目標を保留にするべきではない。

2. 競争が激しくない

11月と12月は転職がしづらいと思い込み、既に転職活動の中断を決めた人は多い。そのためこの時期は、自分を目立たせやすい時期だ。企業にはあまり多くの応募がないため、皆が転職活動を再開する1月などと比べ、あなたの応募が目を引く確率は高いだろう。

応募に費やす時間を通常より減らしたとしても、年末年始を控えて職探しを完全にやめてしまった人よりも優位に立てるはずだ。

3. 自分の目標に向き合うべき

これからの時期が、クリスマスや、プレゼントの買い物、パーティーなどで気が散ってしまいがちであることは分かる。だが、それでもあなたは現在の仕事に不満があるから転職活動を始めたのではないだろうか? あなたの不満は、年末年始に入っても変わらないだろう。クリスマスの華やかさで、自分が今の仕事にどれほど不満を持っているかを忘れやすくなるかもしれないが、年明けに嫌な仕事に戻れば、また不満を感じることだろう。

そのため、転職活動を保留にするのではなく、新たな仕事を得るという目標を達成できるよう、少なくとも試してみるべきだ。最悪の場合でも、希望の仕事に応募を続けてキャリアコーチを雇って明確な戦略を立てれば、年明けの面接予定を確保し、自分のキャリアが向かっている方向について楽しみにしながら新年を迎えることができる。逆にうまくいけば、1月になって職探しに奔走する人々を尻目に、諦めなかった自分に誇りを持ちながら新たな職場で新年を始められる。

年末は忙しい時期だが、転職活動の保留を決めることで素晴らしい機会を逃してはいけない。企業はまだ採用活動を行っていて、人々は職を得ている。あなたもその一人になれるかもしれない。

編集=遠藤宗生

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