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科学技術の未来、文化について執筆

シリコンバレーに本拠を置く自動運転のスタートアップ「オーロラ(Aurora)」のクリス・アームソンCEOは、「今後5年以内に、数百台から数千台の自動運転車両が路上を走行するようになり、物流や人々の移動に用いられるようになる」と予言する。

これらの車両の多くは、個人のものではなく、タクシーや配送サービスで使用され、共有リソースとして活用されることで経済的観点からも理にかなうものになるとアームソンは述べた。彼がこの発言を行ったのは、先日デトロイトで開催されたフォーブスの「30アンダー30」サミットの会場でのことだ。

アームソンは2004年から2007年に、米国防高等研究計画局(DARPA)のロボットカーレース「DARPAグランドチャレンジ」でカーネギーメロン大学(CMU)のチームを率いた後、グーグルの自動運転部門を創設し、2016年まで最高技術責任者を務めた。

その後、2017年に彼はオーロラを設立し、自動運転テクノロジーの提供をフォルクスワーゲンなどの顧客向けに開始した。Pitchbookのデータによると、オーロラは累計7億ドルを調達し、企業価値は25億7000万ドル(約2800億円)に達している。

自動運転テクノロジーが加速した背景には、車両に周囲の状況を検知させるLiDARと呼ばれるレーザー検知システムの進化があると、アームソンは述べた。オーロラが今年に入り買収したLiDAR企業のBlackmoreの技術は、天候や路上の障害物の影響を避けつつ、自動運転車を走らせることを可能にする。

ただし、アームソンは自動運転の普及時期に関する、以前の彼の予想が間違っていたことを認めている。「私はかつて、自分の息子が16歳になる頃には、人間のドライバーが必要なくなると予測した。しかし、残念ながら息子は1カ月前に16歳の誕生日を迎えてしまった」と彼は話した。

編集=上田裕資

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