1. 自分に集中する
自分の興味を追求することに注力し、自分を大事にすると、同じような興味を持つ人たちのコミュニティーが作れる。自分の追求したものが最終的に趣味になろうが仕事になろうが、自分が楽しめるものに時間を費やすことで、新しい目的意識や達成感を得られるだろう。他人の考えや流行には左右されずに、あくまでも自分の興味を優先しよう。
2. 小さな「協議会」を開く
自分の考えについて、尊敬し信頼のおける4〜5人と話し合う。形式ばったものでなくてもよいが、そこでは必ず自分の長所・短所、傾向、考えについて話し合うこと。ブレインストーミングセッション、あるいは特定のことを追求するための戦略立案など、形式はどのようなものでも構わない。重要なのは、自分自身のアイデアやプランについて信頼のおける賢い人たちと話し合い、深いフィードバックをもらうことだ。
3. 不安は脇に置いておく
不安を抱いている時は、特定のものを追求するのを避けてしまいがちだ。そこで重要なのは、「もしも不安がなかったらどうするだろう?」と自問すること。自分には本気でそれを追求しようとする気ないのか、あるいは単に腰が引けているだけなのかを考える。その違いを理解することで、何かを追求する勇気を持てたり、それはやめて別のことを試したりできるようになる。
4. スキルを磨く
書籍『今いる場所で突き抜けろ!』を執筆したジョージタウン大学のカル・ニューポート教授はニューヨーク・タイムズ紙に対し、誰もが生まれつき情熱を持っているとは限らず、そうした気持ちを追求することが達成感につながる根拠はないと語っている。ニューポートが推奨するのは、自分の得意なスキルセットを身につけることだ。「価値あることを得意分野にできれば、キャリア資本を増やせる。このキャリア資本があれば方向転換をしてキャリアに投資し、より深いところから意義や情熱、満足感を得られる」
5. 大局を見る
心理学者のアンジェラ・ダックワースはTEDに対し、日常の中で自分の情熱を見つけ追求するためには、大局を考えることが役に立つと語っている。ダックワースは、自分を例にこれを説明している。メールのチェック、研究記事の精読、記事の編集など、日々のタスクを個別に考えてしまうとどれも退屈に思えてしまう。
だが、こうしたタスクを別の枠組みでとらえると、これらをすることで自分が科学者として成長できること、そして子どもたちが生き生きと生活する手助けになるのだという理解が得られる。ダックワースが大事にしていることはまさに、子どもたちがより良い人生を送れるようにすることだ。「やる気を失いつつあると感じている人は、短期的な仕事を長期的な大望と関連付けて考えることが大いに役立つ」と彼女は語っている。