エンタメニュースサイトVarietyによると、ディズニーは海外での興収が年間50億ドルを超えた初の映画スタジオになったという。世界の娯楽の殿堂であるディズニーは、今年5つの映画をヒットさせている。「アベンジャーズ/エンドゲーム」(興行収入約28億ドル)、「キャプテン・マーベル」(同11億ドル)、「アラジン」(同10億ドル)、「ライオン・キング」(同9億6200万ドル)、「トイ・ストーリー4」(同9億1700万ドル)の5作だ。
アナリストのPaul DergarabedianはCNNの取材に「この数字はディズニーが強大なブランドを世界で築いたことの証明だ」と話した。ディズニーが2019年に空前の成果を生み出すことは確実だが、競合のワーナー・ブラザースやソニーも年内にそれぞれ「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」の続編や、「ジュマンジ/ネクスト・レベル」の公開を予定している。
ディズニーは今年3月、713億ドル(約8兆円)を投じて21世紀フォックスを買収し、映画「アバター」や「シンプソンズ」、マーベルのスーパーヒーローもの作品の権利を取得した。
動画ストリーミング分野でHuluの支配権を握るディズニーは今年11月に、新たなストリーミングの「Disney+」を始動させる。ネットフリックスの約半分の価格の月額6.99ドルで始まるDisney+は、動画配信分野の勢力地図を一変させるかもしれない。